風やゴムのはたらき
2011年05月30日
小3理科「風やゴムのはたらき」の研究授業
3年生理科「風やゴムのはたらき」(啓林館)の研究授業をした。本時のねらいは「輪ゴムを引っ張る長さや、輪ゴムの本数を変えると、ゴムの力が変わる」ことを思考・表現させることである。
本単元では、課題-予想-実験-結果-考察という理科の問題解決学習を、児童は初めて学習した。そのため、ワークシートを工夫して、考察の際には課題に立ち返らせ、わかったことを書きやすくした。
また、実験結果をわかりやすく整理するために、実験動画を再生し、「かけるもん」(エルモ)を使って移動距離を書き込みした。
本校では、「個の学びを集団で生かし、集団の学びを個に生かす」という「活用」を意識した授業づくりを目指している。本時の後半では、「的入れゲーム」を行い、本時で学んだことを生かす場面を設定した。しかし、実際の授業では、児童に十分活動をさせるだけの時間が確保できなかった。
事後研修では、校長より「教師の授業力」に関する講話を聞いた。学級経営を振り返るチェックリストをもとに話をされた。日ごろの取り組みを振り返るよい機会となった。今後もよりよい授業ができるように、子どもたちとがんばっていこうと思った。
指導案「風やゴムのはたらき」(PDF)
2011年05月25日
3年生理科「風やゴムのはたらき」
まず、課題「風が強くなると風がものをうごかす力も強くなるのだろうか」に対して、児童は次の2点を予想をした。第1は「風が強くなると、遠くまで車が走る」。第2は「風が強くなると、車が速く走る」。教科書の流れは、前者のほう。
次に、実験方法を考えた。子どもたちは多様な思考をしていた。第1の予想では、車の移動距離を計測すればいい。第2の予想では、決められた距離を移動する時間を計測すればいい。
最後に、2つのグループにわかれて実験した。一人ずつ送風機の前に車を置き、実験をした。結果は床にテーピングをしたり、黒板にタイムを書いたりした。ここで時間切れ。
実験の様子は、エルモの実物投影機とかけるもんに付属の「Image Mate Accent」というソフトを活用して、動画撮影した。かけるもんを使うと、動画に簡単に書き込みができるので便利。
送風機を並列し、同時に車を走らせると、風の強弱によって移動距離が異なることが一目瞭然になる。明日は、結果の整理と考察を行う。実験の動画を再生し、それぞれの車の停止場所に赤線をひいて、風の強さによる移動距離の違いを考えさせよう。