2014年02月
2014年02月04日
ノキシノブ
1年生が、ビニール袋に入れたノキシノブを持って登校した。子どものこういう行動は大好き。
葉の裏側には、胞子嚢がきれいに2列に並んでいる。簡易顕微鏡(20倍)で見ると、胞子嚢にイモムシの節のような模様がついていた。なかなか気持ちが悪い。
葉の裏側には、胞子嚢がきれいに2列に並んでいる。簡易顕微鏡(20倍)で見ると、胞子嚢にイモムシの節のような模様がついていた。なかなか気持ちが悪い。
ノキシノブ Pleopeltis thunbergiana KAULF.
常緑無毛で、日本全土の人家の軒や樹の幹などに着生する小型のシダで、根茎は細長くはい、所々に葉をつける。葉はやや厚く硬く、広線形で両端はとがり、基部に1〜3cmの柄がつく。長さ12cm〜30cm、幅5〜15mm、下面はやや色がうすい。子のう群は葉の下面の上半分に2列にならび、やや大きく、丸く、熟すれば互いに接近する。
大井次三郎『標準原色図鑑全集 第10巻』保育社,1967年,p.127