JAET2011

2011年11月07日

授業研究 − ビデオによる事例研究

ビデオによる事例研究
JAET2011で公開した5年生算数「面積」の授業ビデオをもとに,事例研究を行った。研究会当日は,4コマの授業を同時に行ったため,授業者同士で授業を見合う機会がなかった。

ビデオで授業を見た後,感想を自由に語り合った。まず,子どもの説明が上手だということが話題になった。平行四辺形や台形の面積は,「中央線」×「高さ」で求められる理由を,実に分かりやすく説明することができていた。

研究会の「授業者と語る会」では,「子どものICT活用が実にさりげなく多様である」と外部評価していたいたが,その根拠が次の理由であることがわかった。

ビデオでは,子どもがワークシートを実物投影機で映した際,(1)マグネットスクリーンにマジックペンで書き込みながら説明する,(2)手元の紙を移動させながら,動きで等積変形を説明する,(3)最初の図形をマジックペンで縁取りして固定し,手元の紙を移動させて面積が等しいことを説明するなど,自分が説明しやすいようにICT機器を自由に扱うことができていた。ICTを活用した子どもの表現力は,全国レベルに十分到達していると感じた。

授業者は,授業後の反省を詳細にまとめられていた。具体的には,事前,授業中,事後の児童の理解度や思考を分析されていた。本校のテーマである「集団の学びを個にいかす授業づくり」については,「友だちの考えを使ってわかった児童は,実はいない」「やりながらわかったという児童は,実は少ない」と報告された。これは,研究の仮説を裏返す結論となりそうだ。詳細な分析を進めたい。

何よりすばらしいのは,単元の見通しと振り返りができるワークシートである。一人ひとりが学習を通した心の動きを表現し,教師がそれに応じてびっしりと赤ペンでコメントをしている。教師とのコメントのやりとりがおもしろいと感じる児童が多くいたと聞いた。学校長は,すべての授業でこのような細かい赤ペン指導はできないが,普段のノート指導を充実させてほしいと指導された。

ビデオを活用した校内研修は初めて試みたが,充実した内容になった。自宅に帰ってからも余韻に浸りながら『授業研究入門』を読み返した。
 授業を自分で記録し,授業ふり返る糧とするとともに,研究会でその記録を報告し,ビデオに即して一緒に検討する手がかりとしている教師もふえている。(中略)
 ビデオは,一人ひとりの教師にとって,自分の実践をふり返る鏡であり,それを同僚と一緒に見ることによって,学びあうことができる利器である。そして,そこで得た反省,自戒が成長の糧とされるのである。
稲垣忠彦・佐藤学 (1996) 授業研究入門,岩波書店,pp.198-199



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2011年10月22日

第37回全日本教育工学研究協議会全国大会(丹波大会)が終了

JAET2011の2日目が終了した。今日まで,研究推進委員長として学校研究が進むよう努力してきた。結果,学校が一丸となり,よい授業が公開できた。各方面からも高い評価をいただいてうれしかった。
大会テーマは,次の通り。
”わかる・できる・のびる” 学びを保障する授業の創造
−授業にさりげなく活躍するICT−
会場の片付けの後,職場で打ち上げをしてもらった。幹事は「座長」という札をかけ,午後のワークショップで使用した横断幕の裏側に次のテーマを掲げ,場を盛り上げてくれた。
テーマ21
”たべる・しゃべる・のむ” 学びを保障する慰労会の創造
小テーマNII
慰労会にさりげなく研推部長を慰労する子の育成
隣で氷上情報教育研究会のメンバーも打ち上げをされていた。大会が成功したので,みんな笑顔だった。
JAET2011慰労会


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