授業研究
2009年12月07日
西小2年算数授業研究会
2年生の上田先生が,算数「三角形と四角形」の研究授業をされた。「形の国に住む三角の里の忍者と四角の里の忍者」というお話を作り,単元を独自に展開された。「王様から偽物の忍者が紛れ込んでいる」という手紙を読み,子どもたちに偽物の忍者捜しをさせた。「△○」という記号の羅列を即興で翻訳し,課題提示する技には脱帽した。
子どもたちは,笑いながら図形の弁別活動を楽しんだ。随所にアイディアが光る,楽しい授業だった。
事後研究会は,芦田小の荻野先生を講師に招き,本校研究テーマ「仲間と共に考えぬく西っ子の育成−それぞれが考えをもち深め合う算数科の授業をめざして−」について協議した。荻野先生には,「自力解決」「ペアトーク」「集団討議」というキーワードを列挙し,授業づくりについて新たな視点を示唆していただいた。
優れた提案授業と外部講師の力で,本校の研究が一歩前進したことを実感した。
子どもたちは,笑いながら図形の弁別活動を楽しんだ。随所にアイディアが光る,楽しい授業だった。
事後研究会は,芦田小の荻野先生を講師に招き,本校研究テーマ「仲間と共に考えぬく西っ子の育成−それぞれが考えをもち深め合う算数科の授業をめざして−」について協議した。荻野先生には,「自力解決」「ペアトーク」「集団討議」というキーワードを列挙し,授業づくりについて新たな視点を示唆していただいた。
優れた提案授業と外部講師の力で,本校の研究が一歩前進したことを実感した。
2009年10月18日
2009年10月14日
教育実践研究の組織化と推進
大学院学校教育研究科(専門職学位課程)『教育実践高度化専攻』授業実践リーダーコースの専門科目「教育実践研究の組織化と推進」で、「小学校における組織的な授業研究の推進」について話をする機会をいただいた。
P1の方は、熱心に耳を傾けてくださり、質問もたくさんいただいた。授業リフレクション(対話)をする際のプロンプターの役割、研修の満足度と教職経験の相関、教育心理統計を用いる際の母集団と校種の違いなど。
話を聞く立場と話をする立場。立場が違うとものの見方が変わる。
同じゼミの人以外は、普段なかなか情報交換ができなかった。学年が違うとなおさら。今回は、院生同士の貴重な情報交換の場を与えていただいた。
P1の方は、熱心に耳を傾けてくださり、質問もたくさんいただいた。授業リフレクション(対話)をする際のプロンプターの役割、研修の満足度と教職経験の相関、教育心理統計を用いる際の母集団と校種の違いなど。
話を聞く立場と話をする立場。立場が違うとものの見方が変わる。
同じゼミの人以外は、普段なかなか情報交換ができなかった。学年が違うとなおさら。今回は、院生同士の貴重な情報交換の場を与えていただいた。
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2009年10月05日
4年生算数授業研究会
4年生算数の授業研究会があった。ペアトークを取り入れた話し合い活動が主な提案であった。1コマに3クラスの授業公開があった。
私は授業記録を作成したので,他教室に移動できなかった。参観者はどのような視点で各教室の授業を観察されたのだろう。その後の研究協議は,公開された授業ごとにグループを作り,意見交換がされた。
事前に司会者と打ち合わせをしたが,研究協議の方法はまだまだ改善ができそう。これまでの授業研究のパターンとは違った,新たな提案があったのでよかった。
私は授業記録を作成したので,他教室に移動できなかった。参観者はどのような視点で各教室の授業を観察されたのだろう。その後の研究協議は,公開された授業ごとにグループを作り,意見交換がされた。
事前に司会者と打ち合わせをしたが,研究協議の方法はまだまだ改善ができそう。これまでの授業研究のパターンとは違った,新たな提案があったのでよかった。
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2009年09月21日
日本教育工学会課題研究で発表
日本教育工学会 第25回 全国大会 課題研究4 「授業研究と教師の力量形成」で発表を行った。
うれしかったのは、私の前に発表された名古屋大学の坂本(2009)先生が、「近年では、教師が有する授業に関する種々の暗黙知を形式知に返還してほかの授業者に伝達する試みで、『授業者(教師)だからこそできる授業研究』を志向している細見(2009)の取り組み」があると、私の論文を引用していただいたこと。少しずつ自分の研究が進んでいることを実感した。
大変実りのある3日間を過ごすことができた。
参考文献
坂本將暢,柴田好章,大谷尚,的場正美 (2009) 子どもの発言を手がかりとした授業研究の検討.日本教育工学会 第25回全国大会 講演論文集,K3-223-03,pp.103-106
細見隆昭 (2009) 小学校における組織的な授業研究の推進に関する研究,日本教育工学会研究報告集,JSET09-2,pp.49-52
細見隆昭 (2009) 授業研究会に対する教師の主観的評価と規定因.日本教育工学会 第25回全国大会 講演論文集,K4-223-04,pp.107-110質疑応答では、東大の院生に「結局、授業研究会の総合評価を高める要因は、ワークショップ型や講義型などの形式なのか、それとも、実践知の獲得やリフレクションなどの要因なのか」という、鋭い質問を受けた。瞬時に研究の本質を見抜かれた感じがした。
うれしかったのは、私の前に発表された名古屋大学の坂本(2009)先生が、「近年では、教師が有する授業に関する種々の暗黙知を形式知に返還してほかの授業者に伝達する試みで、『授業者(教師)だからこそできる授業研究』を志向している細見(2009)の取り組み」があると、私の論文を引用していただいたこと。少しずつ自分の研究が進んでいることを実感した。
大変実りのある3日間を過ごすことができた。
参考文献
坂本將暢,柴田好章,大谷尚,的場正美 (2009) 子どもの発言を手がかりとした授業研究の検討.日本教育工学会 第25回全国大会 講演論文集,K3-223-03,pp.103-106
細見隆昭 (2009) 小学校における組織的な授業研究の推進に関する研究,日本教育工学会研究報告集,JSET09-2,pp.49-52
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