かげのでき方と太陽の動き
10月21日に実施したJAET2011の公開授業のビデオを見て,職員研修をした。今回は,3年生理科「かげのでき方と太陽の動き」で,私と片山先生が公開した授業を見た。

一言でいえば,おもしろい。ICT活用をテーマに授業を構成したが,実際の授業では子どもの既知をどのように崩していくのか,論理的な思考をどのように育てていくのかがテーマになると思った。

本時は,前時の実験結果をもとに,考察を言語化する場面である。実験結果とは,午前10時,正午,午後2時のかげの位置を記録したシートである。

実験結果を発表させた後,「かげが動くのはどうしてだろう」という発問をした。そのときに,「地球が動くから」という発言をした児童が複数いた。

実験結果からは「太陽が動くから」が自然な思考で,「地球が動く」というのは飛躍的な思考になる。実際に「地球が動く」と答えた児童は,図鑑や何かからの知識でそのことを知っているだけで,今回の実験結果と絡めて説明できないだろう。

研究授業では,分刻みで次々と活動を展開していったので,「地球が動く」といった子どもに「今回の課題や実験結果から説明できる?」といった切り返しができていなかった。緊張してゆとりがなかったのだろう。

しかし,定点観測により,太陽やかげが時間と共に動く映像を見せたり,話し合ったりすることで,「地球が動く」と言っていた児童も「太陽が動く」という思考も受け入れていた。

児童のつぶやきや発表が多かったので,一人ひとりの知識や思考が授業前と授業後でどのように変化したのかがわかりやすいビデオになっていた。

ビデオ視聴後は,児童が学習の見通しを持つねらいの作り方,児童の思考が残るノート指導の仕方について協議を深めた。