2009年10月04日

第四分団非常火災訓練 3

a66a322e.jpg 春日支団第四分団の非常火災訓練に参加した。進修小校区に住む55名の消防団員が参加した。
 今年の分団長は,指揮が大変うまい。最初の挨拶で,火災時の問題点を指摘し,それをどのように克服すればいいのかを提示された。そして,実際にどのような訓練をするのか,見通しを示された。こういう話し方ならば,団員一人ひとりが何を目標にして訓練に取り組めばいいのかよくわかる。
 まず,河原で紙資料を配付し,立ったまま機関講習をされた。以下の取り決めがあるようだ。ノズル口径19mm,ノズル圧力0.3Mpa,放水量412リットル/min。
 次に,消防ポンプの性能を紹介された。今日は3台の消防車が出動していた。それぞれ,A2級,B2級,B3級のポンプが搭載されている。A2級のポンプ車は,放水量2000リットル/minであり,かなり能力がある。
 さらに,ポンプ圧力の計算式を提示された。例題がいきなり応用問題で,細かい数値が並べられており,拒否反応を示す団員が多かったように思える。後で,電卓で計算してみると,その通りにならない。このあたりは,しっかり勉強する必要がある。
 最後に実践である。ポンプの連成計と圧力計の見方をならう。4点のトラブルをシュミレーションする。(1)ノズルの閉塞,(2)空気の混入,(3)キャビテーションの発生,(4)給管の閉塞。機関員は,2つの針の動きで,どのようなトラブルが発生しているのか,判断できなくてはならない。
 幹部だけでなく,一般の団員にも訓練のねらいが共有された,よい訓練だった。

alby at 16:32コメント(0)トラックバック(0)消防   mixiチェック

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