先日,もうすぐ卒業する6年生から卒業文集の原稿依頼が郵送されてきました.この学年は担任を2回,教科担当を2年しました.2年生から5年生まで4年間という長いお付き合いをしましたので,特別の感情があります.そこで,気の利いた原稿を書こうと思いまして,5年前の資料を見直すことにしました.
2003年,私は6年生の担任をしていました.校舎改築があったので,引っ越しでバタバタしていました.当時の学級通信に興味深い記事がありましたのでここで紹介いたします.
ツバメの巣とり
ツバメ12003年4月22日。西小学校にはたくさんのツバメの巣があります。校舎改装のときに、全部取り壊されることになります。「工事が始まる夏の時期に、子育てをしているツバメの巣を壊すのはかわいそうなものがあるなー」と学校長が言い出しまして、ツバメが卵を抱える前、つまり春に巣を壊しておこうということになりました。ツバメは前年度に作った巣に戻り,産卵する習性があるようです.そこで,6年生が金曜日の放課後の時間を利用して、1階から3階まで、竹の棒を使って巣を壊しました。

ツバメ2昨日の6時間目にツバメの巣をこわしました。竹の長い物でつきさしたりしてこわしました。ぼくは、ツバメはこんなに固くて丈夫な巣を作れるなんてすごいなーと思いました。巣の中には卵があるかもしれないし、巣から出た粉が目などに入り、とても目が痛くなったりしました。ぼくのやっていたところは、1階で2つ卵があったけど2つともわれてしまい、「やってもた」と思いました。ぼくは、ツバメが今度くるときは、新しく巣を作らなければならないので、大変だなーと思いました。(H.O)

ツバメ3ちなみに、巣のなかの卵はスズメのものです。ツバメがやってくる前にスズメがツバメの巣を借りているのです。卵は孵卵器で育てています。
なんだか,残酷な話に聞こえるかもしれません.しかし,校舎改築のとき,重機でツバメの巣が壊されるのを可愛そうに思った学校長の優しさが伝わってきます.今年度の卒業生は1年生のときからピカピカの新校舎で充実した学校生活が送れたラッキーな学年でした.