2014年05月
2014年05月27日
子どもが発言したくなる授業ができた
4年生理科「電気のはたらき」で、「モーターをもっと速く回すためにはどうすればよいのだろう」という課題を学習した。
子どもたちは、3つの予想を立てた。1つ目は、電池を増やす。二つ目は、電池のつなぎ方を変える。三つ目は、電池を大きくする。その予想を確かめるために実験をした。
それぞれ、回路図(電池のつなぎ方)、電流(検流計の数値)、モーターの速さを、結果として表にまとめた。
反応がよかったのは、電池を二つ使った並列回路で、片方の電池を抜いたときのこと。子どもたちは電池を外すとモーターが止まるか遅くなると思っていた。演示すると予想と違ったので、「おぉー」という歓声が上がった。
直列回路で片方の電池を抜くと止まることも見せた。いずれも「回路」という概念を学ぶのにぴったりの教材になった。
教科書には取り扱われていないが、子どもの疑問に答えるために、アルカリ電池(1.5V)の単一・単二・単三・単四と四角のアルカリ電池(9V)を用意して、それぞれモーターの速度と電流を測定した。
子どもたちは「大きい電池ほど速く回る」と予想していたので、大きさによって速度や電流が変化しなかったことに驚いていた。こういう感動体験をしたときは、発問をしなくても気づいたことを次々と発表する。自然に意見が深まっていった。
最後に、電池の大きさによって結果がかわらないことを学習した後、アルカリ電池(9V)でも同じ実験をした。その結果、モーターの回転が変化したので、これも驚いていた。書画カメラで、2つの電池を大きく映して比較させた。すると、9Vと1.5Vの違いに気づいた子がいて、こちらの発表も盛り上がった。
9Vの電池は、内部で小さな電池が6個直列になっていることを示し、直列回路の理解を発展的に深めた。
今日は、教材準備をしっかりと行い、適切なタイミングで思考をゆさぶる教材提示ができた。その結果、子どもたちは、自分の気づきを伝えたくなり、授業が盛り上がることにつながった。
子どもたちは、3つの予想を立てた。1つ目は、電池を増やす。二つ目は、電池のつなぎ方を変える。三つ目は、電池を大きくする。その予想を確かめるために実験をした。
それぞれ、回路図(電池のつなぎ方)、電流(検流計の数値)、モーターの速さを、結果として表にまとめた。
反応がよかったのは、電池を二つ使った並列回路で、片方の電池を抜いたときのこと。子どもたちは電池を外すとモーターが止まるか遅くなると思っていた。演示すると予想と違ったので、「おぉー」という歓声が上がった。
直列回路で片方の電池を抜くと止まることも見せた。いずれも「回路」という概念を学ぶのにぴったりの教材になった。
教科書には取り扱われていないが、子どもの疑問に答えるために、アルカリ電池(1.5V)の単一・単二・単三・単四と四角のアルカリ電池(9V)を用意して、それぞれモーターの速度と電流を測定した。
子どもたちは「大きい電池ほど速く回る」と予想していたので、大きさによって速度や電流が変化しなかったことに驚いていた。こういう感動体験をしたときは、発問をしなくても気づいたことを次々と発表する。自然に意見が深まっていった。
最後に、電池の大きさによって結果がかわらないことを学習した後、アルカリ電池(9V)でも同じ実験をした。その結果、モーターの回転が変化したので、これも驚いていた。書画カメラで、2つの電池を大きく映して比較させた。すると、9Vと1.5Vの違いに気づいた子がいて、こちらの発表も盛り上がった。
9Vの電池は、内部で小さな電池が6個直列になっていることを示し、直列回路の理解を発展的に深めた。
今日は、教材準備をしっかりと行い、適切なタイミングで思考をゆさぶる教材提示ができた。その結果、子どもたちは、自分の気づきを伝えたくなり、授業が盛り上がることにつながった。
2014年05月26日
2014年05月24日
2014年05月23日
「フィンランドの教育にふれて」
兵庫教育研究所第87回研究所員会議で、大阪教育大学の島善信先生の「フィンランド教育にふれて」という講演を聞いた。教師教育の視点から述べられ、私の興味にかなりマッチした講演内容だった。
島先生は、2014年2月にフランスのOECD本部や、パリ日本人学校、補習校、フィンランドのオーボアカデミー大学などの訪問された調査結果を報告された。フィンランドでは、修士以上でないと教師になれない。
OECD本部教育局から見た日本の学力に対する見解は興味深いものだった。
目玉の情報は2つ。
一つ目は、OECD国際教員指導環境調査2013(TALIS)が6月25日に公開される。日本の教師が国際的にどのような位置づけをされるのかを注目したい。これにより、学校の学習環境と教員の勤務環境が国際比較される。
二つ目は、2015年のPISA調査には、新たに「他者と協働して問題解決にあたることができる」(コラボレーションスキル)を測るという情報を得た。
丹波市もタブレットPCが予算化されている。これらの道具を活用して、協働学習を充実させていきたい。
島先生は、2014年2月にフランスのOECD本部や、パリ日本人学校、補習校、フィンランドのオーボアカデミー大学などの訪問された調査結果を報告された。フィンランドでは、修士以上でないと教師になれない。
OECD本部教育局から見た日本の学力に対する見解は興味深いものだった。
目玉の情報は2つ。
一つ目は、OECD国際教員指導環境調査2013(TALIS)が6月25日に公開される。日本の教師が国際的にどのような位置づけをされるのかを注目したい。これにより、学校の学習環境と教員の勤務環境が国際比較される。
二つ目は、2015年のPISA調査には、新たに「他者と協働して問題解決にあたることができる」(コラボレーションスキル)を測るという情報を得た。
丹波市もタブレットPCが予算化されている。これらの道具を活用して、協働学習を充実させていきたい。