2009年06月
2009年06月28日
訓練礼式十則
訓練礼式十則を示し,消防団活動への理解を得たいと思います。
訓練礼式十則
1 富貴を着る
形は心により生じ,心は形によりて長ず。
2 大きな目,大きい声,大きい心
目は「見る」器官として働くのみならず,人の心の動き,行く末の見通し,危険の所在をつきとめるものでもある。
3 集合即出動
消防の集合は,災害への出動を前提としたものである。
4 節度正しくの意義
消防団員の行動は,自己確認の集積でなければならない。
5 一つの音を作れ
訓練礼式のあらゆる行動,特に部隊訓練は逐一これを観察しなくても,その音を聞けば,その熟達度は確認できる。
6 号令の先取り
命令は絶対である。
7 人数分の一の責任
訓練礼式においては,団体の中の個人の責任を重要視する。
8 着意の錬成
災害現場において,必要なものに隊員の着意がある。
9 訓練の回数は,改善努力の回数である
改善の努力を加えた10回の訓練は,改善の努力を加えない100回の訓練に勝ることは当然である。
10 有終の美を飾れ
最後に落とし穴がある。
消防団員指導員研修用テキスト研究会(2007)消防団幹部実務必携.財団法人日本消防協会,東京,pp.42-43